新潟市水族館マリンピア日本海で展示されるアカムツ、
新潟の海の幸を代表する高級魚ノドグロの別名で知られている。
深海に住むアカムツは地上との気圧の差に弱く、
採取して展示することが難しい魚であることから展示に至るみちのりは平坦ではなかった。
飼育担当の新田誠氏によると、館はアカムツから卵を取り出して育てる人工授精に方針転換、
2010年に世界初となるふ化に成功。
はじめは10日しか生きられなかったが研究を続け、2014年に常設展示が可能となった。
しかし、人工授精でふ化させたアカムツはオスばかりで、メスがいる割合は100匹に1匹くらいとなるそうで、
今もその謎を解明すべく日々研究が続けられている。