新潟の海の魅力を知り隊・伝え隊・守り隊!
新潟県内の小学5~6年生が、村上市で「鮭」を通じて海の大切さを学んできました。
BSNから村上市まではバスで移動。その中で海の環境や鮭について学んだ調査隊。
馴染みのある魚「鮭」ですが、実際に泳いでいる鮭を見たことが無い!という子がほとんど。
触れるかな~?緊張するな~…なんて声も聞こえてきました。
三面川鮭産漁協同組合 佐藤組合長から、伝統の漁法について学びました。
川での漁は主にふかさせるための捕獲。その漁は江戸時代から伝わる漁なんだとか。
細長い舟に乗って漁をする居繰網漁(いぐりあみりょう)は三艘の川舟を川の流れに乗せて、
一艘が水面を竿で叩き、二艘の間に張られた網に鮭を追い込むそうです。
調査隊が体験するのはウライ漁。
川幅いっぱいに設置されたウライという柵で川をせき止め、鮭の上流へ向かう習性を利用し捕獲します。
この日も多くの鮭が日本海から三面川上流に向かって泳いでいました。
捕獲した鮭は人口受精するため、すぐにふか場へ運びます。まずは水揚げ。
仕掛けに入った鮭を次々に運びます。
大きな鮭にみんな驚いていました!
水揚げされた鮭を素早くしめ、ふか場へ。オス・メスの仕分けも調査隊が行います。
オスは鼻先が伸び、歯が鋭くなり険しく、メスは鼻先が丸く優しい顔。
尾びれにも違いがあり、1尾ずつ確認。
初めは「え?どっち??」と悩んでいた調査隊も、あっという間にこの通り!
この後、ふか場へ運び採卵をし、受精をします。そのため、オス・メスの仕分けは重要なんです。
この場所でふかさせ、飼育をし春には稚魚を三面川へ放流します。
こうやって、守りながら増やしていく命のリレーが行われています。
漁体験の後は、昼食を頂きました。
前日、漁師さんが仕込んでくれた「はらこ飯」と「鮭汁」です。
「今まで食べたことがない味だ!」「もう回転ずしのいくらじゃ満足できない!」
粒がしっかりしていて濃厚!美味しかったね~
大満足な昼食になりました。ありがとうございました!
鮭は海に出て3~5年回遊し、また生まれた川に戻ってきますが様々な理由から戻ってくる数が減っているんだとか。
こうやって増やす努力をしていますが、海の恵みを損なう主な要因として、海洋ごみによる海洋汚染や地球温暖化などがあるそうです。
調査隊は何を感じて学んだのでしょうか。
『新潟の海調査隊』の模様は12/15(火)、12/17(木)BSNテレビ「ゴゴスマ」内で放送します!
次回レポートは「青砥 武平治(あおと ぶへいじ)」編です。こちらもお楽しみに!