新潟市北区の大夫浜小学校では毎年、海岸清掃を行っています。35年以上、地域の人とともに続けている伝統行事です。
「元気よく、一生懸命清掃をしてくれる。これがなければゴミだらけです。
毎年きれいにしてくれるおかげでまた1年、きれいな海でいられます」
大夫浜漁業振興会の神田会長の顔もほころびます。
大夫浜小の生徒にとってこの活動には特別な意味があります。
実は、4年前にアカウミガメの産卵があったのです。
子どもたちの心に、「自分たちの身近な海で産卵してくれたカメのためにきれいにしよう」
という気持ちが芽生えました。
ウミガメがよろこぶゴミのない海岸に…。
その思いは地域の愛着や海の美化に努める心を育んでいます。