江戸時代、北前船の寄港地として栄えた新潟港。17世紀、新潟の回船問屋が、海の神として信仰がある大阪の住吉大社からご神体を受け、享保11年(1726)に行列を組むまつりが行われたとされています。以来、みなとまち新潟の海上安全や湊の発展を祈願する「住吉祭」として市民に親しまれており、現在は新潟まつりとして、今年は8月6日に開催されました。
海上安全の守護として信仰される「住吉さま」のお神輿は、信濃川河口の右岸に到着すると龍のデザインをあしらった御座船に移されます。そして信濃川から海上をまわって対岸へ渡ります。大漁旗を翻す漁船など約50隻の船とともに、50分に渡って水上をパレードします。
お神輿を担いで27年になるという葉月會の美也子さんは「毎年、住吉さまを担ぐことができて光栄。担ぎ手の熱気と迫力をみなさんにも是非味わってほしい」と話していました。
新潟港は明治維新直前に日米修好通商条約によって開港五港のひとつなり、1869年1月1日に外国船に開港されました。以来、日本海側の重要な港として発展をつづけ、3年後に開港150年を迎えます。みなとまち新潟のさらなる発展のために。新潟まつりをはじめ、市民一体となった取り組みが続くことでしょう。
イベント名 | 新潟まつり 水上みこし渡御 |
日程 | 8/6(土) 12:40~13:30 |
主催 | 新潟まつり実行委員会 |