にいがたまちあそび学校「KAIKOU!」の講座に参加された皆さん一緒に
加島屋亀田工場に行ってきました。
機械化を必要最低限に抑えられた鮭を熟成させるための工場は
塩漬けや三枚おろし、焼いた鮭のほぐし作業や瓶詰まで
多くの工程が人の手によって行われていました。
機械では計算できない塩加減は熟練の技。
焼いた鮭をほぐす作業では、骨や皮を丁寧に取り除く工程もありました。
瓶から出したときに、ふわっとしている身や
ごはんに合う絶妙な塩加減の秘密は
手間も時間もかけた丁寧な手仕事のおかげなのかなと感じます。
加島屋の工場敷地内には、ひっそりと佇むかやぶき屋根の古民家があります。
鮭が遡上する川として知られる村上市三面川上流の奥三面は、
ダム建設によって廃村となることを知った先代社長が、
その貴重な建物を移築したものなのです。
中には、当時の生活や文化を伝える様々な資料が展示されていました。
手間暇を惜しまないもの作りを間近で見学し、
その奥深さに触れる特別な時間となりました。
新潟市の若者たちがまちの楽しさを知ったり、
このまちの豊かさに触れたりしながら、まちなかでの出会い、
繋がりを創出する新潟市都心のまちなかが学舎となる学校。