新潟や佐渡の沿岸にも生息する魚、コブダイ
マリンピア日本海でも、その大きな個体は来館者の皆様に人気です。
(メス)
(幼魚)
実はコブダイは性転換をします。 小さい頃は全てメスとして生まれ、
群れの中で最も大きくなった一匹がオスへと性転換するのです。
オスになると前頭部と下アゴが大きく膨らみ、その頭部の膨らみがコブのように見えることが和名の由来とされています。
マリンピア日本海では、オスのコブダイを数匹展示しておりますが、
実はそれぞれ別の水槽で飼育しています。
これは、オスが強い縄張り意識を持つため、一つの水槽に複数入れると争いが起きてしまうためです。メスや幼魚が攻撃を受けることはほとんどありません。
ぜひ、水槽ごとにそれぞれのコブダイをじっくり観察してみてください
オスが立派なコブを持つ「コブダイ」。
このコブ、何でできていると思いますか?
実は脂肪を多く含んだ組織でできており、骨はありません。
当館ではコブダイの骨格標本も展示していますので、ぜひ実物と比べてみてください。
新潟市中央区西船見町5932-445
TEL.025-222-7520