新潟湊水先案内人 今昔海の安全【前編】 | 海と日本PROJECT in 新潟

9月24日（火）新潟市立日和山小学校5年生と「海」の安全と環境についての学ぶ体験学習を行いました！
まずは、北前船と海の安全祈願について学ぶため
シティガイドの皆さんと一緒に下町エリアの神社を巡ります！

この下町エリア。数多くの神社がありパワースポットとしても人気があります。
海と神社、どのような関係があるのでしょうか？？

【湊稲荷神社】動く高麗犬（こまいぬ）⁈

神社の森を目当てにして入港したといわれている湊稲荷神社。
この神社では農業や商業、海運業などの繁栄を見守る神様で航海の無事をお願いしたそうです。
ここの高麗犬は動きます。と言っても、歩き出すわけではなく、回すことが出来るんです。
高麗犬を回しながら願いを祈ります。
次の行先に向け、無事に着くことを祈ったのでしょうね。
なんと、逆祈願といって出航できないように高麗犬を西向きにし祈ったところ西風で海が荒れて願いが叶ったとか。

（子供たちは翌日のマラソン大会に向けてお祈り！！）
現在は、結婚・就職・安産などを願う人が住む方向に高麗犬を向けて祈るそうです。

【真金毘羅神社】現れた金毘羅様!!
江戸時代後期、北前船が遭難しかけた時その船に金毘羅様が現れ
嵐から救ってくれたお礼として建てられました。
金毘羅様は海の安全を守る神様で海上安全、災難除けなどをお願いする神社です。

足に麻ひも…？
麻ひもを境内の狛犬の足に結び祈ると願いが叶うと言われていおり、
境内の狛犬の足は麻ひもでぐるぐる巻きになっていました。

この下町エリアには、他にも神社があり
新潟湊の繁栄に関わる水先案内の仕事の場所だった日和山住吉神社などもあります。
北前船繁栄した湊町新潟。海の安全のために、神社で航海の無事をお祈りをしていたんですね。